浅田純平の黄金の糸

十三にあるライブハウス、テハンノで毎週水曜にやっている飛び入りライブデーに行って来た。参加は今回が2回目でごったんでのレパートリーのギターシフトの出来具合を見るためだ。ライブをしてみると色々な欠点が露呈するので修整点がはっきりして随分と助かる。前回大ゴケした曲を含めた3曲をやらせてもらったが修整が出来た部分も若干あるがその何倍も欠点が目立つ、まあ気長にやるしかないかと他の参加者の演奏を楽しんでいた。人の事は言えないが色んなタイプのプレーヤーがいるもんだと関心しているうちに一通りの演奏が終わり最後に大阪ライブシーンの若大将(私にはそう見える)浅田純平が登場する。お気に入りのギブソンのビンテージ物のフラットマンドリンで歌い始める、ここまでは比較的見慣れた光景だった。ところが2曲目に私のオリジナルの黄金の糸を演ると言うのだ。彼からこの曲を演りたいと電話をもらったのはたしか今年の始め頃だったと思う、もちろん大歓迎なので「いいよ」と返事をした。暫くしてイベントでこの曲をマンドリンで歌ったと言う話を聞きマンドリンを使うのは良い着眼点を持っているなと思っていた。自作曲を他アーティストがどんな風に演奏するかはだれもが興味深深だろうが突然その機会がやってきたわけだ。曲が始まった、う!これは・・・予想を超えてる・・・なるほど黄金の糸はこういう曲だったのか・・・妙な気持ちがこみ上げてくる。しめた!とは違う、嬉しい!とも違う、なにか安心感に近い気持ちだ。うん!これはいい歌いっぷリだ。是非とも長く歌い続けてほしい!妙な気持ちと混ざり合って帰り際彼に「長く続けてほしい、俺がいなくなっても歌い続けてくれ!」とまるで今生の別れのような言葉を発してしまった。いやあ!いい夜だった。