こ山さとしのソーラン節
あれから十三テハンノの飛び入りライブにはちょくちょく参加しているが先月えっ!これは・・・と思った場面に出くわした。自分の出番が終わってビールを飲んでいると突然聞き慣れたメロディーが始まった。ソーラン節だった。テレビ、ラジオではおなじみだがライブハウスで聞くのは恐らく初めてだ。歌っているのはこ山さとし、彼の歌は何度か聞いているがソーラン節は以外だった。演奏は盛り上がり、結構自分も熱くなり乗った!今まで誰もやらなかったタイプのソーラン節だ。先日クラブジャングルでの大阪花火でも演奏していたがやはり良かった。なぜ彼のソーラン節は乗るのか、まず伝統の世界にに全くビビッていないのが良い、伝統性にただ敬意を払うだけでは伝統は面白くない、新しくもならない。あたりまえだが日本人は日本の伝統性をみんな持っている。例えば伝統曲という小枝を今持っている伝統性に接ぎ木すればもしかしたら何年かのちに花が咲くのかも知れない。彼のソーラン節を聞きながらふとそんな事が頭をよぎった。
浅田純平の黄金の糸
十三にあるライブハウス、テハンノで毎週水曜にやっている飛び入りライブデーに行って来た。参加は今回が2回目でごったんでのレパートリーのギターシフトの出来具合を見るためだ。ライブをしてみると色々な欠点が露呈するので修整点がはっきりして随分と助かる。前回大ゴケした曲を含めた3曲をやらせてもらったが修整が出来た部分も若干あるがその何倍も欠点が目立つ、まあ気長にやるしかないかと他の参加者の演奏を楽しんでいた。人の事は言えないが色んなタイプのプレーヤーがいるもんだと関心しているうちに一通りの演奏が終わり最後に大阪ライブシーンの若大将(私にはそう見える)浅田純平が登場する。お気に入りのギブソンのビンテージ物のフラットマンドリンで歌い始める、ここまでは比較的見慣れた光景だった。ところが2曲目に私のオリジナルの黄金の糸を演ると言うのだ。彼からこの曲を演りたいと電話をもらったのはたしか今年の始め頃だったと思う、もちろん大歓迎なので「いいよ」と返事をした。暫くしてイベントでこの曲をマンドリンで歌ったと言う話を聞きマンドリンを使うのは良い着眼点を持っているなと思っていた。自作曲を他アーティストがどんな風に演奏するかはだれもが興味深深だろうが突然その機会がやってきたわけだ。曲が始まった、う!これは・・・予想を超えてる・・・なるほど黄金の糸はこういう曲だったのか・・・妙な気持ちがこみ上げてくる。しめた!とは違う、嬉しい!とも違う、なにか安心感に近い気持ちだ。うん!これはいい歌いっぷリだ。是非とも長く歌い続けてほしい!妙な気持ちと混ざり合って帰り際彼に「長く続けてほしい、俺がいなくなっても歌い続けてくれ!」とまるで今生の別れのような言葉を発してしまった。いやあ!いい夜だった。
小さな小さなアコギ屋の始まり
大阪にある小さな小さなアコースティック中心のギター屋の始まりです。なんと言っても地元の人たちにギターを買ってもらわにゃいかんと看板の設置を考えて見る。入り辛いショップでは話にならないのでAの字看板にどんなショップか書いておけばいいんではないかとAの字看板を購入して設置してみた。・・・かなり何かが足りない!当然車から見えない、向こうの歩道を歩く人が気が付いてくれない、こりゃギターで作った屋号の入った看板以外に高い所に掲げる看板を作らにゃいかん!